「西条」さいじょう


果実特性:
完全渋ガキの在来品種です。中国・四国地方に古くから分布しており、果実成熟期、果形、果実重、日持ち性などを異にする多くの系統があります。10月上旬に成熟する系統から11月下旬に成熟する系統のものまであります。果実は小さく100gから200gの系統が多く、側面に4条の溝があり、果色は橙黄色または緑橙黄色で、赤味がありません。汚損果も発生しやすく、果実の外観は良くありません。また、果頂から軟化しやすい性質があります。果皮はチャノキイロアザミウマの被害を受けます。
しかし、肉質はちみつで軟らかく、適熟果は多汁であり、糖度が18%程度と高いため、食味は優れています。完全渋ガキであり、果肉に褐斑はありません。へたすき性(果底部から裂果する性質)や果頂裂果性はありません。日持ち性が短い欠点があります。エチルアルコールにより脱渋している場合もありますが、一般に、ドライアイス脱渋法により脱渋します。
干柿としても肉質が粘質で糖度が高く、品質は優良です。
樹勢は強く、樹姿は直立性です。雌花のみを着生します。葉は垂れたように着生します。枝の分岐角度が狭くなりやすいので、開くように整枝します。

果実:

画像提供:果樹研究所


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